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石川商店のお米ソムリエ・食味鑑定士がプロの視点で評価
赤米は、イネ科・イネ属・モチ種に分類される穀物で、インドや中国から日本に導入され、縄文時代後期には栽培が始まったとされています。当時の稲は多くがもち米タイプの有色米で、赤米が主流だったと言われています。この赤米は環境の変化に強く、日当たりの悪い田んぼでも丈夫に育つ特徴があります。いわゆる「古代米」と呼ばれ、赤や黒、緑などの色素を持つ玄米や香り豊かな品種も含まれています。
赤米は、プチプチとした食感を楽しめ、ご飯をほんのりと優しい橙色に染める特徴を持つ雑穀です。表皮が硬く、吸水性が低いため、炊飯前にはしっかりと浸水させることが重要です。香りも味もクセがなく、粘りも控えめな雑穀です。
お赤飯のルーツは赤米を蒸したものと言われるほど、昔から食されていた古代米です。白米と一緒に炊くとお赤飯風に食べられます。タンニンを含んでおり少しだけ苦味が感じられるため、気になる方は炊き込みご飯やリゾットにして食べるのがおすすめです。
赤米は、ビタミンE、食物繊維、マグネシウムを豊富に含む雑穀です。特にマグネシウムは、穀物の中でも上位の含有量を誇ります(※1)。
※1
製粉、加工された穀類を除く
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年を参照
1.ビタミンE
・抗酸化作用により活性酸素を除去
・動脈硬化の予防に役立つ
・臓器や皮膚の老化を抑制
2.食物繊維
・腸内環境を整える
・便秘を予防・改善
・血糖値の急激な上昇を抑える
・コレステロールの吸収を抑える
・過食を防ぎ、肥満を予防
3.マグネシウム
・骨や歯の強化に必要な硬組織の形成をサポート
・神経の働きを活性化し、体の機能を正常に保つ
・筋肉の正常な収縮をサポートし、体の動きを整える
4.タンニン
・抗酸化作用で活性酸素の発生や働きを抑える
・動脈硬化の予防に役立つ
・心臓病のリスクを軽減し、心血管の健康を守る
赤米は「古代米」と呼ばれますが、基本的な栽培方法は一般的な玄米と大きく変わりません。しかし、草丈が長く倒れやすいため、施肥を抑え、密集した植え方を避けるなどの工夫が必要です。
また、赤米の栽培では農薬・化学肥料を極力抑えた栽培(※2)をしており、人や環境にやさしいお米作りを心掛けています。
※2
節減対象農薬:当地比 5割減
化学肥料(窒素成分):当地比 3割減
赤米は吸水性が低いため、白米と一緒に炊く際は2時間ほど浸水させると、より美味しく炊き上がります。
赤米を加える量は、白米1合対して大さじ1杯から始め、慣れてきたら大さじ2〜3杯に増やすと、赤米特有のプチプチとした食感がさらに際立つ上、効率的に食物繊維を摂取できます。
足し水のポイントは、加えた赤米の倍量の水を足すことで、ふっくらと炊き上がります。
炊き方の手順:
1.お米を洗い、いつもと同じ水加減にする。
2.1合につき、雑穀を大さじ1〜3杯入れる。
3.足し水は雑穀の倍量入れる。
4.1時間浸水させてから炊飯する。
雑穀は洗わずにそのまま使っても大丈夫ですが、気になる方はさっと水に通してから白米に混ぜて炊くと良いでしょう。
赤米をふんだんに使った雑穀ブレンドは以下の「福っくら御膳」、「福っくら御膳 プレミアム」、「秋暮(akinokure)」です。
国産雑穀は、実は非常に希少な存在です。 たとえば、代表的な雑穀である「もちあわ」「ひえ」「もちきび」の国内自給率はわずか2%に過ぎません。多くの雑穀が外国産に依存している中で、 石川商店はあえて国産のみを使用しています。それは、国産雑穀が持つ香り、光沢、味、そして食感が格別であるためです。
石川商店は毎年、各地の産地に足を運び、生産者と直接対話を重ねています。お客様から寄せられる声を生産者にフィードバックすることで、品質の向上に努め、次年度に向けた改良を行っています。こうした努力により、常に最高の品質を提供し続けることができるのです。
国産雑穀の生産量は年々減少しており、このままではいつか失われてしまうかもしれません。石川商店が国産にこだわり続ける理由の一つは、日本の農業を守り、未来に向けて持続可能な形で発展させるためです。国産雑穀を選ぶことは、味わいの違いを楽しむだけでなく、日本の生産者を支え、次世代の食文化を守ることにも繋がります。
石川商店は、できる限り無農薬もしくは減農薬で雑穀を栽培することにこだわっています。これは、お客様に安心と安全を提供するだけでなく、雑穀本来の豊かな味わいを最大限に引き出すためです。農薬を控えることで、雑穀の自然な甘みが一層引き立ち、豊かな香りとふっくらとした食感をお楽しみいただけます。化学物質に敏感な方や、小さなお子様がいる家庭でも安心してお召し上がりいただける、体に優しい雑穀です。
また、無農薬・減農薬栽培は環境への配慮にも繋がります。農薬を使用しないことで、土壌や水質の汚染を防ぎ、地域の生態系を保護します。これは、次世代に豊かな自然環境を引き継ぐための重要な取り組みです。石川商店は、自然の恵みを大切にし、持続可能な農業を目指しています。
さらに、石川商店は雑穀を栽培する生産者の方々と密接に協力し、共に自然に優しい農業を推進しています。厳しい自然条件下でも、生産者の皆さんは手間を惜しまず、愛情を込めて雑穀を育てています。石川商店はその努力を支え、次年度も再生産可能な価格で雑穀を買い取ることで、生産者の経済的な安定と品質の向上に努めています。
雑穀の需要は近年増加しているものの、その市場規模はお米と比べてまだ小さく、選別技術が確立されていません。さらに、雑穀の収穫から選別までの工程において機械化が進んでいないため、不良品や異物が混入しやすいです。
そこで石川商店では、6つの工程を経て選別を行っています。具体的には、色彩ガラス選別、砕粒選別、集塵選別、磁力選別、放物線選別、金属探知選別の各プロセスを活用し、様々な不良品と微細な異物を徹底的に取り除いています。選別の速度をあえて落として、感度を高めたゆっくりとした選別を行うことで、他社の3〜5倍の時間をかけ、徹底した品質管理を実現しています。
それでも機械の限界があるため、最終工程では専門のスタッフが一粒一粒を手作業で確認し、不良品と異物を取り除いています。こうした手作業による選別は、日本国内では石川商店ならではの特長です。
このように、時間と手間を惜しまない選別工程を通じて、石川商店の雑穀は一切の妥協を許さず、香り、味わい、美しさにおいて他にはない最高品質を実現しています。
選別工程で取り除いた不良品や異物のデータは毎日記録し、生産者にフィードバックしています。この情報を活用することで、次年度の栽培方法の改善に繋げ、さらなる品質向上を追求しています。こうした取り組みにより、石川商店ならではの特上雑穀が毎年誕生しているのです。
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