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石川商店のお米ソムリエ・食味鑑定士がプロの視点で評価
熊本県菊池市
霍田崇さん
江戸時代からうまい米の代名詞といわれた幻の菊池米。過去、料理新聞社主催の食味会で「香り・甘味・食感」ともに最高評価を受け、日本一に選ばれたほどの逸品。また、「米・食味分析鑑定コンクール」においても2度の審査員特別優秀賞を受賞したこともあるお米です。
こちらのお米は、農薬を通常の半分以下に抑えた栽培方法で育てております。
炊き方によってどんなおかずでもあうので、食べやすいです。しっかり目が良いときは少しお水を少なめに。柔らかめが良いときは炊飯のお水を大さじ1杯多めに入れても美味しく炊き上がりました。炊き上がりは、ヒノヒカリ独特の香りがします。
固さ | |
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ねばり | |
甘さ | |
総評 | 粘り過ぎず、甘みも濃すぎず、ふんわりとしたお米の風味を楽しめる |
生産量日本三位。発祥は宮崎県。九州をはじめ西日本で広く栽培されている。「コシヒカリ」と「耐倒伏性のある黄金晴」をかけ合わせて生まれた品種。陽(ヒノ)は西日本、九州を表し、お米が太陽のように光り(ヒカリ)輝くことから命名。東の横綱コシヒカリ、西の横綱ヒノヒカリとしても有名。米・食味鑑定士協会が認定した唯一の米袋である七城町の「極献上 七城のヒノヒカリ」です。
出来る限り農薬を抑え、秋の稲刈り後にわらをすき込み、緑肥(レンゲやヘアリーベッチ等)の種を蒔き、翌年の米作りに向けて土作りをするほど自然の力を大切に考える生産者さん。お米の全国コンクールでも特別優秀賞を受賞するほどの食味を育てているのが何よりの証です。
こちらのお米は農薬・化学肥料を極力抑えた栽培(※1)をしており、人や環境にやさしいお米作りを心掛けています。
※1
節減対象農薬:当地比 8.9割減
化学肥料(窒素成分):栽培期間中不使用
九州一の米どころ。菊池市七城町は熊本県北東部に位置する山麓準平坦地。阿蘇山を水源とする豊かな水と花崗岩を母体とした通気性と保水性を持つ砂壌土が美味しいお米を育みます。
出穂期(8月上旬)〜成熟期(9月中旬)の平均気温が栽培理想気温である23.5℃に近く、最適な温度で米作りをしています。また、日照時間(東京比:107%)が長く米粒の発育を促進し、外観品質の高いお米を育みます。
盆地特有の内陸性気候が一日の大きな気温差(東京比:130%)を生み、昼間に太陽の光からできた栄養分を涼しい夜の間に稲穂に蓄えさせます。
阿蘇山を水源とする一級河川、菊池川。ミネラルと酸素を豊富に含んだ清らな水が良食味米を育てます。気候、土壌、水質の三拍子そろった自然環境が熊本県を九州一の米どころとし、江戸時代には徳川家将軍への献上米として選ばれ、「肥後(熊本)米に匹敵するお米はない」と言われるほど、高い評価を得ていました。
精米はお米屋の腕の見せ所。
専門店だからこその精米技術でお米のうま味や甘味、香りを最大限に引き出しています。
精米は、まず温度が大切です。
精米の原理は、米粒に圧力をかけて摩擦作用を発生させ、ヌカ層を削って白米にします。この摩擦作用を利用すると熱も生まれるため、精米温度は通常約45℃になります。効率を求めて大量に精米すると、この温度がさらに高くなり、白米の水分が蒸発して風味が失われます。
石川商店では、あえて非効率に少量ずつ、特殊な精米機を使って精米をしているため、精米温度を約25℃に抑えることができます。その結果、瑞々しくもあり、お米本来の風味が引き立つお米にしています。効率よりも、美味しさを求めて、手間と時間を掛けながら少量ずつ低温精米をしていることが特徴です。
お米のうま味と甘味の大部分は、デンプン層(胚乳:白米内部)にあるとされますが、胚芽や亜糊粉層(あこふんそう)にも含まれています。
亜糊粉層とは、デンプン層とヌカ層の間にある厚さ数ミクロンの層。この層にうま味成分であるグルタミン酸や甘味の要因となるブドウ糖(グルコース)、麦芽糖(マルトース)、オリゴ糖類が存在しています。そのため、この層をいかに残すかが大切なのです。
石川商店では特殊な三段式精米機を使用し、亜糊粉層を残すようにしているため、うま味と甘味が際立った黄金色のお米になります。栄養を多く含む胚芽も残しているため、美味しくもあり、健康にもよいお米が出来上がります。
精米は、お米を精米機に投入すれば誰でもできると思っていませんか?実は、精米は非常に難しく、様々な条件によって仕上がりが変わるため、とても高度な技術が求められる作業なのです。
お米の品種はもちろん、産地によって、ヌカ層の硬さが違います。そして、精米する日の温度や湿度によって仕上がりが大きく変化します。そのため、石川商店の精米はこの道約60年の代表が専属で担当しています。五感を研ぎ澄ませながら精米加減の微妙な調整はまさに職人技と言えます。
さらに、石川商店ならではの精米と言えるのは、四季に応じた精米をしていることです。例えば、夏と冬では気候が異なるため味や食感の好みが変化します。夏は、さっぱり食べられるように普段よりもわずかに強く精米して、うま味や甘味、粘りを抑えています。一方、冬は、もっちり食べられるように普段よりもわずかに弱く精米して、うま味や甘味、粘りを高めています。 四季によって旬の食材を生かした料理があるように、石川商店のお米は春夏秋冬ならではの味わいにしています。一年を通して、飽きずに食べ続けられるお米をぜひお試しください。
精米がお米の味の決め手になり、選別は雑味を無くし、香りを高め、外観品質を高める秘訣になります。いくら良いお米を扱い、精米にこだわったとしても、選別を怠れば、美味しくないお米になってしまいます。
そのため、石川商店では精米同様に選別も徹底的にこだわっています。お米の専門店として、専用の機械を使用しながら合計7工程に分けて選別しています。具体的には、石抜選別・磁力選別・集塵選別・砕粒選別・色彩ガラス選別・金属探知選別・目視手選別を行っています。
専用の機械を使用する際は、あえて選別速度を遅くして、選別感度を高めて、不良品を一粒でも多く取り除けるようにしています。他社と比べると約3〜5倍の時間をかけて選別していて、他社からすると「ここまでやるのか」「やりすぎ」と言われるくらい、手間と時間をかけて選別をしているのです。
白米の場合は主に8種類の不良品を取り除いています。不良品の種類は「砕粒」、「心白粒」、「全体着色粒」、「部分着色粒」、「基部未熟粒」、「腹白未熟粒」、「背白未熟粒」、「死米」に分けられます。
それぞれが、炊き上がりに悪影響を及ぼし、炊き上がりの外観品質を壊すだけでなく、不快な臭気やえぐ味、粘りを発生させてしまいます。
考えられるすべての方法を駆使して、不良品や異物、虫などを取り除いていますが、お米は自然の農産物なので発生をゼロにすることはできません。ただ、発生率を限りなく0%に近づくことができるように努めています。
このような徹底した選別工程を経ることで、美しく、香り高く、雑味がないお米にすることができます。ピンからキリまで、玉石混交であるお米の世界において、専門店としてこだわり抜かれた特上のお米をぜひ一度お試しください。
白米を炊飯するなら、土鍋での炊飯をおすすめします。その理由は、土鍋の持つ「熱伝導率」、「蓄熱性」、そして「遠赤外線効果」にあります。
1.甘味を引き出す絶妙な熱伝導率
土鍋は温まりにくく、冷めにくい特性を持っています。この特性により、炊飯時にゆっくりと温度が上昇し、デンプンを甘味に変えるアミラーゼが活性化しやすくなります。アミラーゼの最適温度は約40℃、最高温度は約70℃になり、この温度帯を時間をかけて炊き上げるため、甘味が際立つご飯が出来上がります。
2.高い蓄熱性で美味しさを保つ
土鍋は蓄熱性が高いため、炊き上がり後も適切な温度でご飯を蒸らすことができます。これにより、水蒸気を米粒に閉じ込めて心地よい弾力と輝くツヤを生み出し、炊き上がりの美味しさを長持ちさせます。
3.遠赤外線効果でふっくらご飯
土鍋から発される遠赤外線効果により、米粒の内部までしっかり熱が浸透してふっくらとした食感のご飯に炊き上がります。
1.水通し
白米の表面にある微量なヌカを洗い流すために水を掛けてすぐに水を切ります。
2.洗米
水を切った白米をかぎ爪の形にした手で15回かき混ぜます。
3.ゆすぎ
水を入れてやさしく白米を5回ほどゆすいで水を切ります。
4.水加減
白米の1.35倍(白米2合300gの場合、405g)の水を入れます。
5.浸水
冷蔵庫で最低1時間、理想は2時間、浸水させます。
6.炊飯
土鍋で中火で10分、とろ火で12分加熱します。
7.蒸らし
最後に火を消して15分土鍋に入れたまま蒸らします。
8.ほぐし
蒸らしが終わったらほぐして完成です。
炊飯器で白米を炊飯する場合も、水通し、洗米、ゆすぎ、浸水までは一緒です。ただし、水加減は炊飯器釜の内側に記載された白米の水位線まで水を入れて炊飯しましょう。
酒米とは、日本酒を作るときに使われる白米の総称です。特に、日本酒造りに適したものを「酒造好適米」と呼び、「山田錦」や「五百万石」が代表的な品種です。通常のお米(飯米)と比べて、酒米はデンプン密度が低く、たんぱく質・脂質量が少なく、粒が大きいことが特徴です。面白いことに酒米、飯米でなにを評価するかが全く異なります。
たとえば、酒米は、粒の中心にあるデンプンの密度が低くて白色不透明の心白が大きいものほど良いとされますが、飯米はその逆で心白が大きければ、炊き上がりの外観品質や食味も落ちることから悪いとされています。いったいなぜ真逆なのでしょうか。それは、日本酒の製造工程を考えれば理解ができます。日本酒ができるまでの工程を簡単に示すと、玄米を精米した後に、浸水し、蒸した後に、麹を造ります。
麹の品質で、酒の品質も変わるとされ、高品質な日本酒造りには、高品質な麹造りが必要不可欠です。麹造りにおいて、デンプン密度の低い心白を良しとするのは、心白は吸水性が高く麹菌の菌糸が入りやすい隙間があるため、米のデンプンをまんべんなく糖に変えやすくなります。この糖を酵母が分解することで、アルコールが発生し、日本酒となります。以上のことから、酒米においては、デンプン密度の低い心白が多いお米が最適とされます。
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