7月7日といえば七夕。
実は全国乾麺協同組合連合会が定めたそうめんの日でもあるのをご存じでしょうか?
伝統的な四季の行事に、ご節句があります。
1月7日(七草の節句)は七草粥。
5月5日(菖蒲の節句)はちまき。
そして7月7日(笹の節句)にそうめん。
季節の植物を食べて邪気を払う慣わしのようです。
またこの時期はお中元の季節なので「長いお付き合い」の心をこめてそうめんを送ることも多いとか。
今回はそんな夏の風物詩であるそうめん「石州麺」のご紹介です。
江戸時代初期、徳川将軍家茶道指南役であった「片桐石州」が金閣寺の鳳林和尚(ほうりんおしょう)にもてなした「油不入平索麺」(あぶらいらずひらさくめん)が根源となっています。
およそ350年途絶えていた「油不入平索麺」を再現出来たのは、鳳林和尚の日記を基に最良の技術と食材があったからでした。
一般的なそうめん | 石州麺 | |
製造工程 | 食用植物性油を使用して引き伸ばし乾燥させたもの | 一切油を使用せずに寒曝葛粉を圧着したものにさらに葛粉を塗り付け熟成させたもの |
見た目 | 1.3mm以内に成形された円柱型 | 平べったい |
食感 | シャキシャキ、もちもち | つるつるでコシがある |
左:一般的なそうめん 右:石州麺
石州麺は
・油を使用していないので、油臭さがない
・国産小麦を何度も重ね独自のコシと粘りを出している
・国産本葛を使用し、口当たりがソフト
という特徴があります。
・炭水化物
三大栄養素である欠かせない栄養素。
身体のエネルギー源となっている。
・モリブデン
糖質や脂質、鉄分、尿酸などに関わってくる。
身体に必要不可欠な必須ミネラルの1つ。
・セレン
セレンもまた必須ミネラルの一つで抗酸化作用がある。
それに加えて石州麺は、打粉として葛粉を使用しています。葛の解熱発汗作用などの健康効果も同時に期待できるのが石州麺です。
脂質と食物繊維が少なく消化に良いので夏バテでもしっかり栄養が取れます。
麺つゆで食べても良し。疲れた時はパパっと作れて、休日には凝ったアレンジをしてみる。
夏に大活躍なそうめんを、石州麺にアップグレードしてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
近藤 亜沙美
新米スタッフ。湘南生まれ,湘南育ち。石川商店に入社の為千葉県へ移住。通販発送、事務、SNS等を担当。好きな石川商店の雑穀キャラクターは「たかきび兄弟」。
新米スタッフ。湘南生まれ,湘南育ち。石川商店に入社の為千葉県へ移住。通販発送、事務、SNS等を担当。好きな石川商店の雑穀キャラクターは「たかきび兄弟」。