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石川商店のお米ソムリエ・食味鑑定士がプロの視点で評価
山形県山形市
城戸口 捷巳さん
山形県が満を持して新ブランド米として世に送り出したお米。コシヒカリを超えるお米としても近年話題になっており、食味は粘り強く、ふくよかな食感です。際立つ「粒の大きさ」「白い輝き」「旨さ」「香り」「粘り」は、ごはんそのものがご馳走です。
こちらのお米は、農薬を通常の半分以下に抑えた栽培方法で育てております。
つや姫を初めて食べた時、あれ?いつものお米とは違う!?と、お米の味の違いがわかりました。つやつやな炊き上がりで、食味も良いので名前通り「つや姫」なのだと感じました。特別な日の贈り物にも使いました。
固さ | |
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ねばり | |
甘さ | |
総評 | 粒ぞろいが良く、旨味も甘みも特別!粘りの強いお米です。 |
作付面積約1%の希少米。発祥は山形県。「食味が高く、耐倒伏性のある品種」と「冷害に強く、晩生の収量が多い品種」をかけ合わせて生まれた品種。名前の由来は「炊き上がりの瑞々しい『つや』と、10年かけて『お姫様』のように大切育てた」という理由と言われています。
当社では30年以上も前より、最も長くお付き合いをさせて頂いている生産者さんの一人でもある城戸口さん。お米を適期を見極め、真面目に育てることからも、これまで幾度となくお米の全国コンクールで受賞経験を持つ、お米作りのプロフェッショナルです。
こちらのお米は農薬・化学肥料を極力抑えた栽培(※1)をしており、人や環境にやさしいお米作りを心掛けています。
※1
節減対象農薬:当地比 5割減
化学肥料(窒素成分):当地比 6割減
米どころ、山形。奥羽山脈と出羽山地に挟まれ細長い形をした山形盆地。盆地特有の内陸性気候が昼夜の大きな気温差を生み、米の食味を高めます。
出穂期(8月上旬)〜成熟期(9月中旬)の平均気温が栽培理想気温である23.5℃に近く、最適な温度で米作りをしています。また、日照時間が長く(東京比:106%)米粒の発育を促進し、外観品質の高いお米を育みます。
盆地特有の一日の大きな気温差(東京比:127%)の影響で昼間に太陽の光からできた栄養分を涼しい夜の間に稲穂に蓄えることができます。
最上川は、山形県を流れる一級河川であり、一つの都府県のみを流域とする河川としては日本国内最長の川。この豊富な水量だけでなく、栄養素に富んだ山からの雪解け水など、山形県には美味しいお米ができる環境が充実していることが特長です。
精米はお米屋の腕の見せ所。
専門店だからこその精米技術でお米のうま味や甘味、香りを最大限に引き出しています。
精米は、まず温度が大切です。
精米の原理は、米粒に圧力をかけて摩擦作用を発生させ、ヌカ層を削って白米にします。この摩擦作用を利用すると熱も生まれるため、精米温度は通常約45℃になります。効率を求めて大量に精米すると、この温度がさらに高くなり、白米の水分が蒸発して風味が失われます。
石川商店では、あえて非効率に少量ずつ、特殊な精米機を使って精米をしているため、精米温度を約25℃に抑えることができます。その結果、瑞々しくもあり、お米本来の風味が引き立つお米にしています。効率よりも、美味しさを求めて、手間と時間を掛けながら少量ずつ低温精米をしていることが特徴です。
お米のうま味と甘味の大部分は、デンプン層(胚乳:白米内部)にあるとされますが、胚芽や亜糊粉層(あこふんそう)にも含まれています。
亜糊粉層とは、デンプン層とヌカ層の間にある厚さ数ミクロンの層。この層にうま味成分であるグルタミン酸や甘味の要因となるブドウ糖(グルコース)、麦芽糖(マルトース)、オリゴ糖類が存在しています。そのため、この層をいかに残すかが大切なのです。
石川商店では特殊な三段式精米機を使用し、亜糊粉層を残すようにしているため、うま味と甘味が際立った黄金色のお米になります。栄養を多く含む胚芽も残しているため、美味しくもあり、健康にもよいお米が出来上がります。
精米は、お米を精米機に投入すれば誰でもできると思っていませんか?実は、精米は非常に難しく、様々な条件によって仕上がりが変わるため、とても高度な技術が求められる作業なのです。
お米の品種はもちろん、産地によって、ヌカ層の硬さが違います。そして、精米する日の温度や湿度によって仕上がりが大きく変化します。そのため、石川商店の精米はこの道約60年の代表が専属で担当しています。五感を研ぎ澄ませながら精米加減の微妙な調整はまさに職人技と言えます。
さらに、石川商店ならではの精米と言えるのは、四季に応じた精米をしていることです。例えば、夏と冬では気候が異なるため味や食感の好みが変化します。夏は、さっぱり食べられるように普段よりもわずかに強く精米して、うま味や甘味、粘りを抑えています。一方、冬は、もっちり食べられるように普段よりもわずかに弱く精米して、うま味や甘味、粘りを高めています。 四季によって旬の食材を生かした料理があるように、石川商店のお米は春夏秋冬ならではの味わいにしています。一年を通して、飽きずに食べ続けられるお米をぜひお試しください。
精米がお米の味の決め手になり、選別は雑味を無くし、香りを高め、外観品質を高める秘訣になります。いくら良いお米を扱い、精米にこだわったとしても、選別を怠れば、美味しくないお米になってしまいます。
そのため、石川商店では精米同様に選別も徹底的にこだわっています。お米の専門店として、専用の機械を使用しながら合計7工程に分けて選別しています。具体的には、石抜選別・磁力選別・集塵選別・砕粒選別・色彩ガラス選別・金属探知選別・目視手選別を行っています。
専用の機械を使用する際は、あえて選別速度を遅くして、選別感度を高めて、不良品を一粒でも多く取り除けるようにしています。他社と比べると約3〜5倍の時間をかけて選別していて、他社からすると「ここまでやるのか」「やりすぎ」と言われるくらい、手間と時間をかけて選別をしているのです。
白米の場合は主に8種類の不良品を取り除いています。不良品の種類は「砕粒」、「心白粒」、「全体着色粒」、「部分着色粒」、「基部未熟粒」、「腹白未熟粒」、「背白未熟粒」、「死米」に分けられます。
それぞれが、炊き上がりに悪影響を及ぼし、炊き上がりの外観品質を壊すだけでなく、不快な臭気やえぐ味、粘りを発生させてしまいます。
考えられるすべての方法を駆使して、不良品や異物、虫などを取り除いていますが、お米は自然の農産物なので発生をゼロにすることはできません。ただ、発生率を限りなく0%に近づくことができるように努めています。
このような徹底した選別工程を経ることで、美しく、香り高く、雑味がないお米にすることができます。ピンからキリまで、玉石混交であるお米の世界において、専門店としてこだわり抜かれた特上のお米をぜひ一度お試しください。
白米を炊飯するなら、土鍋での炊飯をおすすめします。その理由は、土鍋の持つ「熱伝導率」、「蓄熱性」、そして「遠赤外線効果」にあります。
1.甘味を引き出す絶妙な熱伝導率
土鍋は温まりにくく、冷めにくい特性を持っています。この特性により、炊飯時にゆっくりと温度が上昇し、デンプンを甘味に変えるアミラーゼが活性化しやすくなります。アミラーゼの最適温度は約40℃、最高温度は約70℃になり、この温度帯を時間をかけて炊き上げるため、甘味が際立つご飯が出来上がります。
2.高い蓄熱性で美味しさを保つ
土鍋は蓄熱性が高いため、炊き上がり後も適切な温度でご飯を蒸らすことができます。これにより、水蒸気を米粒に閉じ込めて心地よい弾力と輝くツヤを生み出し、炊き上がりの美味しさを長持ちさせます。
3.遠赤外線効果でふっくらご飯
土鍋から発される遠赤外線効果により、米粒の内部までしっかり熱が浸透してふっくらとした食感のご飯に炊き上がります。
1.水通し
白米の表面にある微量なヌカを洗い流すために水を掛けてすぐに水を切ります。
2.洗米
水を切った白米をかぎ爪の形にした手で15回かき混ぜます。
3.ゆすぎ
水を入れてやさしく白米を5回ほどゆすいで水を切ります。
4.水加減
白米の1.35倍(白米2合300gの場合、405g)の水を入れます。
5.浸水
冷蔵庫で最低1時間、理想は2時間、浸水させます。
6.炊飯
土鍋で中火で10分、とろ火で12分加熱します。
7.蒸らし
最後に火を消して15分土鍋に入れたまま蒸らします。
8.ほぐし
蒸らしが終わったらほぐして完成です。
炊飯器で白米を炊飯する場合も、水通し、洗米、ゆすぎ、浸水までは一緒です。ただし、水加減は炊飯器釜の内側に記載された白米の水位線まで水を入れて炊飯しましょう。
こちらのお米は、発展途上国の子どもたちへ教育の機会を提供する「Room to Read」に売上の一部を寄付しています。
我々は町の小さなお米屋ではありますが、常日頃「今、我々に何が出来るのか」、「食農教育を伝えるとともに、お米で世界を救うことが出来ないのか」と考えていました。
そんな中、「1500万人」の子どもたちに教育という生涯の贈り物を届ける」ことを目標に掲げ、世界的に活躍しているNGO「Room to Read(ルーム・トゥ・リード)」創設者ジョン・ウッド(元Microsoft幹部)を出会い、感銘を受け、この度ご縁をいただき「石川商店」とのコラボレーションが実現いたしました。
このコラボでは「世界を良くするお米」シリーズとして、皆さまにご購入いただいたお米の売上の一部を寄付し、Room to Readを通じ、より良い環境づくりのため開発途上国の子どもたちへの教育支援をしていく取り組みです。
我々「お米と雑穀の専門店である石川商店」は日本人の主食のごはんをもう一度しっかりと見つめなおしていきます。ただ、お腹を満たすためだけではなく、こちらの「世界を良くするお米」シリーズを購入していただくことで、世界の子どもたちへ支援できるプログラムです。
ご飯は、冷凍保存がおすすめです。
ご飯は炊き上がった直後から、デンプンが老化し始めます。そのため、保存する際は炊き上がったご飯をなるべく早めに、蒸気と一緒にラップに包み込むのがポイントです。包み込んだあとに粗熱が取れたらすぐに冷凍庫に入れましょう。冷凍ご飯を再加熱する際は、適切な水分が必要になるため、蒸気と一緒に包み込んで冷凍するのが大切なのです。
解凍方法は、ラップをしたままの冷凍ご飯を2分ほど電子レンジで加熱すればふっくらとしたご飯になります。
ちなみに、ご飯の冷蔵保存はあまりおすすめできません。それは、日持ちがしないことに加えて、冷蔵庫の温度帯(0〜5℃)が最もご飯のデンプンが老化する温度帯とされているため、再加熱した際にボソボソの食感になりやすいことが理由です。一方、冷凍庫の温度帯は-20〜-18℃とされるため、急速な冷凍でデンプンの老化を防ぐことができ、再加熱のときにも炊き上がりに似た状態にすることができます。
また、炊飯器での長時間保温もおすすめできません。それは、「メイラード反応」と呼ばれ、褐色物質である「メラノイジン」を生み出し、ご飯を黄色く変色させてしまうためです。
いずれにしても炊き上がりが一番美味しいですが、ご飯が余りそうだったら、すぐに冷凍で保存しましょう。
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お米や食品を扱うお店はたくさんあるのになぜ石川商店?
選りすぐりの契約農家さんから、本当に品質の高いお米・雑穀だけ見極めて直接仕入れ。
日本の土地で丁寧に作られた、安心・安全なものだけを皆様にお届け。
日本全国に赴き、選りすぐりの契約農家さんと意見交換をしながら、常に最高品質を追求。
全国でもトップクラスの石川商店の選別技術で、限りなく整った安全な商品に仕上げ。