いよいよ、今年もこの時期がきた。
今年も美味しい「三陸わかめ」が出荷、
販売が出来ることを本当にうれしく思う。
毎年、ものすごく楽しみにしてくれる人がたくさんいる。
それが、今、最盛期を迎えている「三陸わかめ」。
かなり前よりお付き合いをしている
宮城県志津川の三陸わかめの生産者、佐野さん。
もうかれこれ、15年以上?
いや。20年は経つのかも知れない。
佐野さんの作る「三陸わかめ」が食べたい。
他のわかめとは全然、味が違う。
なんでこんなに肉厚なの?
本当にこれがわかめ?
という声が多く、一度食べたら
市販のわかめとは全く異なる食感や味に
驚きを隠せない人が多かった。
それもそのはず。
この「三陸わかめ」は宮城県の中でも
内湾ではなく、外の海「外湾」で採れるもの。
外の海は波も激しく、うねりも大きい。
その中でもまれて育ったわかめは、
本当に肉厚で、旨みがぎゅっと詰まってる。
これは、ほんと食べた人じゃないと分かんない。
ね?吉田 由紀子さん^^
でも、少しでも伝えるために
こちらの写真をどうぞ。
肉厚だから、立つわかめ。
肉厚だから、しゃぶしゃぶやお刺身としてもOK。
ほんとうに多くのお客さまにも支えられ、
年を重ねるごとに注文が増えていきました。
お客さまの中には1度に10袋以上購入する方も、稀ではなかった。
しかし、今は数量も激減。
東日本大震災3.11
数量が激減した理由は、東日本大震災で
かなり大きな被災をしてしまったから。
今回はちょっとその話も触れておきたいと思う。
佐野さんは、その当時海へ出ていて
地震の大きさから危機感を感じて
内地へ帰ってくるのではなく、あえて沖へ沖へと船を進めた。
それが「生死を分けた」と後で話してもらった。
内地へ帰ってこれたのは、3日後。
それまではずっと海の上。
しかも、家族とも連絡がとれない。
互いに安否がどうなのかも分からないまま。
ようやく帰ってみると、そこは変わり果てた街並みと、自宅も浸水により甚大な被害を受けていた。
ボクらは東北の産地によって、今まで生かされてきたといっても過言ではない。だからこそ、あの震災が起こった時には、気が気ではなかった。
そして、各産地に飛び、現場を見て僕らは何が出来るんだろうと考え、今まで育ててもらった産地が少しでももとに戻るように、産地へ寄付だけでなく、商品の流通が少しでも早く出来るように一緒に頑張ってきた。
これだけ大きな被害のある中、
僕らが出来ることは本当に限られてくると思う。
祈るだけじゃ、何も変わらない現実。
目の前の出来ることをしていこうって思ったのは、
この時を境にして本当に強くなっていった。
そんな想いが今回の「復興・三陸わかめ」の後押しをしている。
だからこそ、今年の三陸わかめを皆さんに紹介をしたい。
この写真を見て、当時の震災の規模が分かるだろうか。
山の緑が一部、茶色くなっている。
これは、ここまで津波が上がり
塩を被った証拠だという。
おそらく、こちらも家や田畑が広がっていたであろう場所。
消火栓が底部分から根こそぎ無くなっていた。
海には多くのわかめの業者の面影もなくなってしまった。
仮設住宅に住む佐野さん。
笑顔で迎えてくれ、前向きでこちらが逆に元気をもらったこと。
そんな佐野さんが復活してくれたこの「復興・三陸わかめ」。
内湾でなく、荒波の激しい外湾で採れるこのわかめは
海でもまれた分だけ、肉厚で、旨みがのっている。
今では、何とか自宅も復旧し、次の世代へも繋いでいる。
そんな「復興・三陸わかめ」を
今から販売開始します。
ただ、すでに多くの方々から予約も頂いているのもあるので、
数量も限られ、無くなり次第終了になってしまうと思います。
届けられなかったらすいません。
ぜひ、今年の「復興・三陸わかめ」を心ゆくまで堪能ください。
ご注文はこちら↓↓
https://www.gokokumai.co.jp/?mode=cate&cbid=1857271&csid=0
本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました(´∀`)
お米人(オコメン) 石川紘史
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石川 紘史
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