千葉県君津市のお米屋 石川商店のオコメンです。
意外と「麦」って嫌いな人が多いって知ってましたか?
麦ごはんって言うと、昔は増量剤(ごはんの代わり)として、代用されてきました。その当時の麦はというと、大麦(皮麦)と言われる、なかなか表皮が剥がれづらく、炊き上がり的にもパサパサとしてしまう麦でした。
今でもスーパーでは「皮麦」が主流です。
だから麦ごはん=パサパサ、ボソボソっていうイメージが強く、苦手だって人が多いんですよね。
ただ、当店の扱っている麦のひとつ「もち麦」は、今までとは真逆の食感で、プリプリ、もちもちした食感なんです。
もちろん栄養価的にも良いということは、NHKでも話題になりました。
ただ、今回は栄養価のことは書きませんので、少しでも知りたい方はこちらへどうぞ。
食物繊維が豊富なので、女性に非常に人気のある「もち麦」ですが、うちで取り扱っている麦は、非常に継続して頂くことが多いです。
国産ということはもちろんですが、実はある秘密があって、これが美味しさに繋がっているんです。
その秘密を今日はお伝えしたいと思います。
それがこちら↓
これで分かる方はハンパない「もち麦」マニアです(笑)
これだと、ちょっと分かりづらいですよね。
ちょっと拡大してみると。
分かりますでしょうか?
実は丸粒のままではなく、「半押し」してるんです。
(もち麦がある人はぜひ見てみてくださいね~。)
うちのもち麦は、すべて一粒一粒を「半押し」しています。
これは、もちろんやらなくても大丈夫です。
(やらなくても食べることは出来るので)
むしろ、こんなことをやっている所自体ほとんどないと思います。
一粒一粒を半押しですからね(笑)
でも、こっちの方が美味しく仕上がるので、うちはこの方法♬
このお蔭で吸水性が高まり、より早く水分が浸透していき、ぷりぷり食感に変わっていくんです。
ひと手間かけることで、美味しくなるならやらないより、やった方が良いですもんね。
※このとてつもなくヤバい写真は、お友だちの美郷さんが撮影してくれたものです。
美郷さん、ありがとうございます^^/
そろそろ「突撃うちのごはん」コーナー再開させないとな~。
まとめ
雑穀と一言でいっても、様々ですがこのようにそれぞれの雑穀の特性を生かしていくことも、産地やボクらのお仕事の一つ。
ただ、いくら良いことをやっていても発信していなければ、伝わってないのと同じだから、このように一つ一つのことをお知らせしていくことで、食べてる方へも想いを伝えて、美味しく食べてもらいたいな~と思ったこの頃でした。
石川 紘史
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